内容のよい本が、売れるわけではありません。
ベストセラー本にはそれなりの売れる理由があります。
売れるようにしたいなら、売れるような仕組みづくりが必要です。
ミリオンセラーづくりを目指すなら、なおさらそうです。
ここでは、本づくり、本売りなど本のライフサイクルに沿って、仕組みづくりのノウハウを共有しましょう。
>>> 本のテーマ
本のテーマは「身近」でないといけません。
ベストセラーの定番テーマからはずれて、人間の身近な欲求とうまく合致しないテーマはなかなか売れません。
>>> 本のタイトル
本のタイトルはとても重要。
ベストセラーづくりには、口コミの力や衝動買いを促す力が絶対欠かせません。
本のタイトルは覚えやすいもの、伝えやすいもの、読みやすい、読みたくなるもの、気になるもの でないと失格です。
>>> 本の帯
本の帯は男の目から見る女の化粧です。
人の目を引くには欠かせない存在ですが、手に入れたら、もう邪魔な存在となります。
読みたくなる、気になるという気持ちを喚起し、衝動買いを促したいなら、帯のコピーに凝ってください。 本の帯のコマーシャル効果はバカにしてはならないからね。
>>> 本の装丁
馬子にも衣装。駄本にも装丁。
人の目線を引くような顔がないと、人はその本にまず手を伸ばしません。
白っぽい本は良く売れるという出版界の神話があるらしいです。
確かにこれまでのミリオンセラーやベストセラーをみますと、暗いイメージの本はあまりありません。
>>> 本のサイズ
変なサイズの本は書店にとって迷惑です。重すぎる本は読者にとって億劫です。
本を売る人や読む人に嫌われたら、ベストセラーになりようがないですね。
これまでのミリオンセラーやベストセラーには、240ページ前後、四六判のものが圧倒的多いです。
人に伝えたいことがいっぱいあるかもしれませんが、ベストセラーづくりを志したいなら、 ここらへんのことも考慮しないとね。
>>> 本の目次
本は読む前に買われるものですので、読者の衝動買いの気持ちを強め、本をレジに持っていかせるための一押しの役割を果たす目次は、ある意味では本文より重要です。
読みたくなる気持ちをいかに最大化させるかは目次づくりにかかっています。
これまでのミリオンセラーやベストセラーを参考にし、目次づくりに命をかけよう!
>>> 本のレイアウト
ぱらぱらと本をめくって、どのページで止まっても、読みやすい、読みたいという気持ちをさらに催すレイアウトづくりに工夫を凝らしてください。
ここまでできたら、本をレジに持っていかれる確率がグンと高くなるのは間違いないでしょう。
>>> 本の内容
おもしろい!なるほど!わかりやすい!ユニーク!明るい!と思わせる内容は口コミを引き起こす最大の武器です。
本づくりがここまで工夫できたら、ベストセラーはほぼ射程範囲内になるでしょう。
>>> 出版の準備段階
出版の段階まできたら、著者だけの力にはそろそろ限界が見えてきます。
著者には作る力があっても売る力がないのが一般的です。ベストセラーづくりには、頼りになる有力な編集者や営業マンの協力が絶対不可欠です。
頼りになるかどうかは、ベストセラーづくりの経験や意欲があるかどうかにかかっています。
そして、ベストセラーづくりの実績がたくさんある出版社の存在も無視できません。
本を売るのは街の本屋さんですから、出版社と取次業者や書店との人間関係もベストセラーづくりの必須条件と言えます。
発売の前に、見本を作って取次業者、書店、読者などの意見や感想を収集することも欠かせない作業です。その感想は口コミの材料になりますから、この点を忘れてはいけませんよ。
>>> 発売当時
まず、書店での平積みを確保してくださいね。
人の目に触れやすいところにおかないと、衝動買いをさせるチャンスはほとんどないですから。
本を買う8割は衝動買いですよ。
発売と同時にマスコミの取り上げもあったほうがいいでしょう。(欠かせないかも)
世間の注目を浴びると、書店での平積みも続きます。人の目に入るチャンスが増えるのは間違いない!
>>> 出版後
ミリオンセラーを目指すなら、出版後の仕掛けも欠かせないですね。
マスコミ(特にテレビ)で大騒ぎしてくれることが、何より重要かもしれません。
ただ、マスコミは黙ってやってくれるものではないから、そこらへんの仕掛けにも知恵を絞ってくださいね。
ここまでできたら、あなたの本がベストセラーになるのは間違いないでしょう。
どうでしょう?
やる気が湧いてきましたか? それともやる気がなくなりましたか?
それはあなたの心次第ですね。 だって ベストセラーを志すのはあなたでしょう?
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